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岡山駅から伯備線備中高梁駅を目指しました。雲海に浮かぶ備中松山城を見るためです。
雲海が出る条件に、この日の朝はなりそうなことを天気予報で調べて出発しました。
岡山駅の1番線、2番線が伯備線のホームでしたが、この時は1番線から乗りました。

岡山駅・伯備線の案内

入ってきた電車が、20年くらい前まで東海道線を走っていた車両で、111系という種類のものだと思いました。懐かしくて感激しました。
扉は1車両に三つ付いていました。

懐かしい緑とオレンジ色の車両

車内の感じも懐かしかったですが、東海道線ではシートの色はブルーだったと思います。

ボックスシート中心の座席

総社駅を過ぎた辺りから電車は高梁川沿いに走るようになりました。
川の大きさが日本中のどこにもありそうな大きさで、日本の原風景のようなものを感じました。

伯備線から見える景色
山と川の自然が美しいです

美袋駅を過ぎた頃から山に霧のようなものが現れてきました。

山の上部に霧が出始めました

備中広瀬駅前後では、もっと霧が出てきて期待が高まりました。

霧はどんどん濃くなっていきました

備中高梁駅からは二日前に予約しておいた、「備中松山城観光乗合雲海タクシー」に乗りました。
備中松山城を見る展望台は、歩いて行くには遠い所だという事前情報に従って乗合タクシーで行くことにしたのです。
僕以外のお客は6人くらいたので、車内は満席状態でした。
展望台まで20分くらいかかったと思います。

JR備中高梁駅
備中松山城観光乗合雲海タクシー

備中松山城を上から見ることのできる展望台に行く途中から、霧に包まれてきました。
とても期待が膨らみました。

展望台に向かう途中の山の霧

いよいよ展望台に到着しました。見学時間は約30分間ぐらいでした。
道路から木立の中に歩いて行くとすぐに展望台がありました。20人くらいの人が狭い展望台にいましたが、お互いにゆずり合って見ることができました。
素晴らしい景色が目の前に広がりました。

一面が雲海に覆われいました
雲海の間から備中松山城の天守閣が見えました
雲海の覆い方は刻一刻と変わっていきました

真っ白くてしっかりした雲海が山や谷を覆っていました。備中松山城は山頂にあるので、天守閣は雲海に隠されずに姿を現していました。
他の観光客もみんな喜んでいました。
最初にここへ城を建てる時、この雲海が防御の役に立つかもしれないことを計算していたのか気になりました。

30分後備中高梁駅に戻るタクシーは出発しました。


高梁駅の2階にある観光案内所で高梁の地図をもらい、レンタサイクルを借りました。1日600円でした。
観光案内所は本、CD、DVD、の販売やレンタル業をしているの蔦屋書店が運営している市立図書館の中にありました。スターバックスが入っていて、飲み物を飲みながら本を見ることができるようになっているみたいでした。
何年か前に話題になった、本屋が運営する市立図書館が高梁にも作られていたことは少し驚きました。高梁の人は先進的なのだなと思いました。スターバックスがあることで、本がより身近なものになっていると思いました。

高梁市図書館の中に観光案内所はありました


映画「男はつらいよ」の登場人物である博(さくらの夫)の故郷がこの高梁市です。借りた自転車で5分ほど走って、最初に「美観地区」という所に行ってみました。

美観地区

小さな川沿いに桜などの木が植えられていて、落ち着いた雰囲気のある所でした。
「日本の道100選」に選ばれています。
「男はつらいよ」第32作ではここが冒頭のシーンに使われ、寅さんが川沿いの公衆電話から柴又に電話した所です。


次に、江戸時代の藩校、「有終館」跡に行ってみました。

藩校の跡

入口の奥に藩校に関するものは、特にありませんでした。


次に、美観地区の北にある昔の街並みの残るエリアに行きました。
この通りは城下町の町割りの中で、最初にできた通りで、
商家資料館は江戸時代の終わり頃の建物らしいです。

商家資料館
古い町並み

次は武家屋敷の残る通りに行ってみました。

武家屋敷の残る通り
武家屋敷

「男はつらいよ」の第8作のロケ地になった岡村邸があり、その小さなポスターが立てかけてありました。
映画の中では博の実家という設定で使われました。

「男はつらいよ」のロケ地(博の実家)

次はとても歴史のある頼久寺に行きました。
頼久寺は1339年に足利尊氏が備中の安国寺として再興した寺で、庭園は1619年までこの地を治めていた小堀遠州が作ったものです。小堀遠州は江戸時代初期の作庭家としてとても有名な人です。

頼久寺の入口階段

草に覆われたとても雰囲気のある階段を上がって行きました。

頼久寺の山門
頼久寺の建物の一つ

庭園は国指定の名勝に指定されているそうです。

頼久寺の庭園
頼久寺の庭園

次は「男はつらいよ」の第8作のロケ地となった「寿覚院」という寺に行きました。
映画では博の実家の菩提寺となった寺です。
この辺りは寺や神社が集まっていて、頼久寺のすぐ近くにありました。
この寺も草の生えた階段を上がって行きました。

寿覚院の入口階段
寿覚院の本堂

つぎは「男はつらいよ」の第32作のロケ地になった薬師院に行きました。
映画では寅さんがこの寺でお坊さんの格好をして、住職の手伝いをしました。
ヒロインの竹下景子さんは住職の娘役でした。

男はつらいよ」のロケ地・薬師院
薬師院の仁王門
本堂

山門から続く階段は「男はつらいよ」の映画の中で度々出てきました。
真っ直ぐで、少し急な階段の真ん中には手すりが設置されていました。

真っ直ぐで少し急な階段

雲海に浮かぶ備中松山城は息を吞む程の絶景でした。
高梁の町は武家屋敷の残る通りと寺の集まる場所がすぐ隣で、散策しやすかったです。
レンタサイクルで行くと時間的な余裕ができるのでお勧めです。

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