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静岡市は江戸時代は 駿府城の城下町であった。

駿府城は静岡駅から徒歩10分くらいの所にあります。静岡駅前は国道1号線です。そのため、駅前から地下通路を通って地上に上がり呉服町通りという繁華街にまず出ます。しばらく歩き、伊勢丹の角を右折すると古風な造りの静岡県庁があります。左に曲がりながら迂回するとお堀があって、右側にある二之丸橋を渡ればそこが駿府城です。

静岡県庁
静岡駅

現在残っている建造物は、平成に入ってから復元された 坤櫓(ひつじさるやぐら)、巽櫓(たつみやぐら)、東御門(ひがしごもん)だけです。そのため、広い芝生の公園の端々にこれらの建物が建っている印象でした。1610年に江戸城と同じくらいの大きさの天守閣が完成しましたが、残念ながら25年後に焼失し、再建はされませんでした。現在の話題は、豊臣時代天守台跡が最近になって発見されたので、その発掘調査です。何年か後に調査報告に基づき、新しい歴史が発表されるでしょう。公園の中央付近には、鷹を左手に乗せた晩年の徳川家康像が建っています。

駿府城の堀です。
城址の周りを一周しています。
二之丸橋とお堀

お堀の石垣は、打込接ぎ(うちこみはぎ)の布積み(ぬのづみ)に見えました。そのため、江戸時代初期の風情を感じることができます。

駿府城の坤櫓です。
北側にあります。
坤櫓
駿府城の巽櫓です。
南側にあります。
巽櫓
駿府城の東御門です。
巽櫓の東側にあります。
東御門
駿府城の構造図です。
構造図

駿府城公園の公式サイトはこちらhttp://sumpu-castlepark.com

城下町らしく活気のある静岡の街

静岡県庁・静岡市役所方面から西方向に数分歩くと、静岡市のメインストリートの呉服町通り
ぶつかります。その交差点には江戸時代の高札場だった札之辻跡があります。
石碑が建っていますが、そこは伊勢丹の前であるので人混みが多いと見落としそうになります。

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静岡市役所
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0038-scaled.jpg
札之辻址

呉服町通りを静岡駅に向かって歩いて行くと、通りの右側に江戸時代からの店が6軒残っています。
伏見屋(1607年創業/化粧品)、三保原屋(1687年創業/雑貨品)、竹茗堂(1781年創業/茶)、
唐木屋(1826年創業/薬)、小山園(1865年創業/茶)、平野屋(1673年創業/干物)です。

夕方の呉服町通り
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1607年創業の伏見屋(さすがに近代的な店構えでした)

静岡市中心部には、松坂屋丸井パルコ、地元資本のセノバといった大型商業施設がありますが、呉服町通りをはじめ元気な個人店が活気を作っているように見えて、歩いていて気持ちが良いです。
街はほぼ碁盤の目の形に整えられていて、紺屋町両替町などの町名も残っており、城下町らしさを今日に残しています。

静岡(府中宿)のちょっとした歴史

浮月楼

現在は料亭になっているが元駿府代官屋敷跡です。
府中は幕府の天領だったため、幕府から代官が赴任して治めていました。
面白いのは、明治維新後、最後の将軍徳川慶喜公が明治21年までここに住んでいた事です。

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浮月楼

十返舎一九 生誕の地

東海道中膝栗毛を書いた十返舎一九は、1765年、府中の下級武士の子として生まれました。
その後江戸に出て武家奉公人として働いていましたが、仕えていた殿様が大阪町奉行として大阪に
赴任する事になったため、同行したようです。
しかし、まもなく武家奉公人をやめて大阪で浄瑠璃作者となりました。
後に江戸に戻り蔦屋重三郎の世話になりながら、やがて江戸時代の大ベストセラー小説
東海道中膝栗毛を書いた事で有名になりまいした。

駿府城の堀沿いに、東海道中膝栗毛の主役である弥次さん喜多さんの楽しそうな像が建っています。

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弥次さん、喜多さん

東海道中膝栗毛の中で、弥次さんと喜多さんがひと騒動起こすのが丸子宿丁子屋です。
静岡駅からバスに乗り約30分で行けるその店は、歌川広重の東海道五十三次・丸子宿に描かれている
事でも有名なとろろ汁屋です。(丸子宿は東海道府中宿の西隣の宿場で、現在は静岡市丸子になってます)
当時の店構えや風情を今に残しているたいへん貴重な店です。

丁子屋のサイトhttps://www.chojiya.info

その他の史跡

市街には他に、幕末に西郷隆盛と山岡鉄舟が江戸城無血開城の話し合いをした場所の石碑や、
駿府出身で、江戸時代初期にタイに渡って活躍したとされる山田長政の銅像もあります。

商店街を北に抜けて10分ほど歩くと、26棟の建物が国の重要文化財に指定されている
静岡浅間神社があります。
ここで家康が元服を行った事から、江戸幕府の厚い保護を受けたため、極彩色の社殿に
多くの優れた彫刻や絵画が残されています。

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