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概要

1977年に尾崎亜美のサードシングルとして発売されました。
作詞/尾崎亜美 作曲/尾崎亜美

特徴

(1)メロディー  ユーミンはメロディーも新しかったけど、僕はどちらかと言えば「詞」の世界
          に天才性を感じます。
          そして、尾崎亜美の天才性は「メロディー」にあると40年以上思い続けてき
          ました。1977年当時、「マイ・ピュア・レディ」のようなメロディーを作
          曲できる人は、日本はおろか世界中にもいたかわかりません。
          最初から最後まで、なんとも心地よい軽やかなメロディーは、ポップスの中の
          ポップスと言っていいでしょう。
          そして特筆すべきは、曲の途中で「あっ、気持ちが」と唄った後の1小節。 
          唄が止まった後、ギター(たぶん)の4音だけという空前絶後のアレンジを生
          んだメロディーはやっぱりスゴイです。
                   
(2)演奏     この曲を演奏しているいるのは「ティン・パン・アレー」を中心とした
          メンバーです。
          ベース/細野晴臣 ギター/鈴木茂 ドラム/林立夫 キーボード/松任谷正隆
          キーボード/佐藤博 初期のユーミンのアルバムの演奏をしていた人達です。
          そして、アレンジャーは松任谷正隆という日本のポップミュージック創生期に
          おける伝説的グループによる演奏だった訳で、今聴いても高いオリジナリティ
          があって、全然新しいです
(3)テレビCM
  この曲は資生堂のテレビコマーシャルに使われ、繰り返しテレビから流れて
          きてヒット曲になりました。
          また、このCMに登場しているのが当時人気女優の小林麻美ということも
          あって、若い世代を中心にたいへん評判になりました。

個人的な感想

この曲がヒットした時、僕は高校生でした。
テレビコマーシャルにシビレてすぐに近所のレコード店に行って、このレコードを買いました。そして、何十回も繰り返し聴きました。
何回聴いても飽きることはありませんでした。
そして僕の心に強く響いたのは、歌詞の「ショウウィンドウに映った街」というフレーズでした。
名画「ティファニーで朝食を」を連想させて、都会の風が家の中に一瞬吹き抜けるのを感じて
しまいました。
若い人の普段着と言えばジーンズにTシャツ、又はトレーナーという時代に「ショウウィンドウに
映った街」と唄ったのは新しかったのだなと思います。
そしてこの歌の世界は、僕たちとあまり変わらない年頃の女性の実物大の生活感でした。微妙な違いかもしれませんが、それは従来の歌謡曲で歌われていた世界とは別のもので透明感が際立っていました。それ以上を言葉で説明するのはとてもむつかしいです。
いずれにしても、この曲は日本音楽界の至極の名曲で、100年後も200年後も残るのでは
ないかとさえ思ってしまいます。
改めて、この時代によくこの歌が作られたものだと心から思います。

この曲を発売した翌年の1978年1月に南沙織が唄ってヒットした「春の予感ーI´ve been mellowー」を尾崎亜美は作りました。この曲はもちろんセルフカバーもしていますが、尾崎亜美のただならぬ才能が全開した名曲中の名曲だと思います。
メロディーはマイナー調なのに外に向かっていく感じがして心地良いです。
歌詞はあなたの胸に飛び込めそうな私に気づいてほしいという恋の最高地点とも言える場面を書いていて、聴いているこちらもドキドキしてとても良いです。
この曲も日本音楽史上にいつまでも残る超名曲だと思います。

(敬称は略しました)

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