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影の日本史にせまる:西行から芭蕉へ
嵐山光三郎+磯田道史(平凡社)

平安時代以降の歌人から江戸時代の俳諧に詳しい嵐山光三郎さんと、NHKのBSの歴史番組「英雄たちの選択」で有名な磯田道史さん対談形式の本で、面白くないはずがないと思って読みました。
二人とも忍者に詳しいこともあって、歴史上有名な歌人で旅をよくしていた人は諜報活動(スパイ活動)を多かれ少なかれしていたはずだと見立てを立て、話は時々横道にそれながら進んでいきます。(この二人なので、その横道話も面白いです。)

そうなるとやっぱり松尾芭蕉の幕府隠密説が詳しく話し合われました。
奥の細道の最終地の大垣は、江戸幕府にとって西国勢力からの防衛を考えた時にとても重要な場所だったと磯田さんが言うと、嵐山さん奥の細道の旅の直前に芭蕉さんは大垣藩士と会っていたと付け加えます。
このような状況証拠を二人がいろいろ知っているので、隠密説は本当かもしれないとなりますが、磯田さんが関わりの深度についても説明してくれて、そこで納得することになりました。

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